WinActor Ver.7.5.0の最新機能紹介 生成AIやBoxとの連携強化とシナリオ作成のアシスト機能で進化

今回は、WinActorの最新バージョン7.5.0で追加された新機能についてご紹介します。WinActorはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールであり、業務効率化のために多くの企業で活用されています。今回のアップデートにより、さらに使いやすく、強力なツールとなりました。それでは、主な新機能を詳しく見ていきましょう。

1. シナリオ作成ガイド

新バージョンでは、初心者でも簡単にシナリオを作成できる「シナリオ作成ガイド」が追加されました。このガイドは、設定項目ごとにステップバイステップでメッセージを表示し、シナリオ作成をサポートします。右側のガイドメッセージに従って設定を進めるだけで、スムーズにシナリオを作成できます。

2. 生成AI連携

WinActor Ver.7.5.0では、OpenAIやAzure OpenAIと連携してシナリオを自動生成する機能が追加されました。この機能を利用することで、簡単にシナリオのひな型を作成でき、業務シナリオの中で生成AIからの応答を活用できます。これにより、より高度な自動化シナリオを構築することが可能です。

3. ようこそ画面の新表示モード

新しい表示モードが追加された「ようこそ画面」では、WinActorの理解に役立つ学習サンプルシナリオや業務シナリオ作成時に参考となるサンプルシナリオが表示されます。この新モードにより、シナリオ作成に取りかかりやすくなります。

4. シナリオ編集補助機能

シナリオ実行中にエラーが発生した際、修正箇所の候補を提示する機能が追加されました。これにより、エラーの原因箇所を素早く見つけてシナリオを修正することが可能です。また、Webページが更新された際にXPathの修正案を提示するボタンも追加され、シナリオ修正が効率化されます。

5. ブラウザ操作改善

ブラウザ操作時の対象要素選択方式にCSSセレクタが追加され、より多くのWeb画面を操作できるようになりました。また、各ブラウザ操作ライブラリでフレーム選択が可能になり、シナリオ作成が効率化されます。

6. Pythonスクリプト実行

Pythonスクリプトを実行するためのノードが新たに追加されました。これにより、より多様な業務をシナリオで実現することができます。独自にライブラリ等を追加したPython実行エンジンも利用可能です。

7. 画像マッチングプロパティ改善

画像マッチングノードのプロパティ画面が見直され、初期表示時には基本設定のみが表示されるようになりました。必要最小限の設定で画像マッチングを利用できるようになり、使いやすさが向上しています。

8. UIオートメーション改善

UIオートメーションの新しい指定方式が追加されました。これにより、コントロールパスの指定がより柔軟になり、シナリオ作成が効率化されます。

9. ライブラリ拡充

ブラウザ操作系ライブラリや汎用ソケット通信ライブラリが追加され、より幅広い業務に対応できるようになりました。これにより、より多くの業務プロセスを自動化することが可能です。

10. Box連携

Boxを利用したファイルのアップロード・ダウンロード、検索やタグ設定を業務シナリオに組み込むことができるサブシナリオが提供されます。これにより、Boxとの連携が強化され、ファイル管理が一層便利になります。

11. オンラインライセンス登録メール通知

ライセンス発行サイトと同様に、ライセンス発行を販売店へ通知できるよう、オンラインライセンス登録画面にメール通知のための情報を入力できる機能が追加されました。

まとめ

以上がWinActor Ver.7.5.0で追加された主な新機能です。これらの新機能により、さらに使いやすく、強力なRPAツールとして、皆様の業務効率化に貢献できることを期待しています。興味を持たれた方は、是非最新版をお試しください。


WinActorの最新機能をフルに活用して、業務効率化を実現しましょう。次回の更新情報もお楽しみに!

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